車両保険は必要?メリットとデメリットを解説
名古屋市緑区ゴリラでおなじみ早川モータースです。
今日は車両保険のお話です。
自動車保険に加入をする時、車両保険をつけようかどうか迷われる方は非常に多いと思います。
・「買ったばかりの車だから付けといた方が良いのだろうか」
・「車両保険を付けると保険料が高くなるから迷う」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、車両保険をつけるかどうか判断する基準や、そもそも 車両保険の仕組みまで解説しています。
車両保険をつけるべきかどうか迷っている方に、特に読んでいただきたい内容で、この記事読めば車両保険の理解が深まるので、是非最後までご覧ください。
1.車両保険の仕組み
車両保険は、交通事故が発生し、自分の車が破損してしまった場合の、修理費用を補償してくれる保険です。自動車本体だけでなく、付属品についても補償の対象となります。
補償される金額は、自動車保険を契約した時の時価相当額が限度です。
また、車両保険の種類は1種類ではなく、保険金額も一定の範囲で設定することができます。
1-1.2つのタイプに分けることができる
車両保険は以下の2種類に分けることができます。
ただし地震や噴火、戦争などによる破損は、全て補償の対象外ですので、注意しましょう。
・一般タイプ
このタイプは全てのリスクに備えることができますが、保険料も1番高くなります。
補償される範囲は、以下の通りです。
①自分の車とバイクなどの衝突
②自転車や電柱、その他の建物などの車以外の接触
③火災・台風・洪水などの天災
④盗難や落書きなどの被害
⑤当て逃げや転覆による破損
⑥窓ガラスの損害など
ほぼ全ての、車に対する損害をカバーすることができるため、
「どんな損害があっても補償してほしい」
と考えている人にはピッタリです。
・エコノミータイプ(車対車+限定A)
このタイプは、主に車と車(バイク)などの衝突時に発生する損害を補償され、保険料は一般型よりも安価となります。
エコノミータイプで補償される範囲は
①自分の車とバイクなどの衝突
③火災・台風・洪水などの天災
④盗難や落書きなどの被害
⑥窓ガラスの損害など
となります。
当て逃げや、自転車などとの接触は、補償の対象外となっているだけでなく、自分で建物にぶつけたことによる損害も全て対象外です。
例えば、車庫入れで壁にぶつけてしまった場合や、買い物に行って戻ってきたら誰かに当て逃げされていた場合でも、保険金を受け取ることができません。
1-2.免責金額を設定できる
免責金額とは、車両保険の保険金額のうち、自己負担をする金額のことです。
例えば、車両保険の保険金額が210万円に設定し、免責金額が5万円に設定されていると、5万円までの修理費は自己負担となります。
また、免責金額は1回目の事故と2回目以降の事故で違う金額を設定することもできます。 (例:1回目5万円、2回目以降10万円など)
この免責金額を設定することにより、車両保険の保険料が安くすることができます。
2.車両保険が必要な人と加入率
では車両保険に加入した方が良い方や、実際に加入している人はどれくらいなのでしょうか。
それぞれ解説していきます。
2-1.車両保険の加入率
自動車保険の中で、車両保険に加入している人は43.8%です。(2017年度末時点)
対人賠償保険の加入率は74.3%、対物賠償保険の加入率が74.4%であることを考えると、車両保険の加入率はあまり高くありません。
[出典:損害保険料算出機構「2017年 自動車保険の概況]より]
2-2.車両保険が必要な人
それでは車両保険を付加した方が良い方はどのような方なのでしょうか。
それは、交通事故が発生した場合に、損害額などが大きくなってしまう方です。
例えば以下のような例が考えられます。
・高級車を購入した場合
高級車を所有している人は、車両本体の価格だけでなく、使用されているパーツや備品の額も高額のため、修理費も高額となるケースが多いです。
また、事故で全損となってしまったり、盗難に遭ってしまったりした場合に再度同じ車を購入するとなると、とても大きな出費となります。
このため、高級車を購入した場合は、車両保険を付帯し、 万が一事故に遭ってしまった時に負担とならないように補償を準備しておくと良いでしょう。
・ローンの残債がある人
ローンで購入した車が交通事故で全損となってしまった場合、ローンの残債のみが残ってしまいます。
この場合、新たにローンを組んで車を購入するとなると、ローンを2重に抱えてしまうこととなり、以前よりグレードの低い車を買うか、車の購入自体を諦めなければならない可能性もあるでしょう。
このような事態を避けるためにも、ローンを組んで車を購入した人は、車両保険を付帯しておくことをおすすめします。
2-3.車両保険が不要な可能性がある方
車両保険は、年式の古い中古車の場合は、加入してもあまり意味がない可能性があります。
なぜなら、車両保険の保険金額は、保険を契約した時の車の時価総額で決まるため、中古車だと十分な保険金額が設定されない可能性があります。
また、充分な貯蓄があり、修理費が発生しても自分で賄える人は無理に車両保険に加入しなくても良いでしょう。
3.まとめ
このように車両保険は、まずどんな時に補償の対象になるのかをしっかり把握しましょう。
そして、もし交通事故が起こり車に損害が発生した場合に
・修理費を自分で負担出来るのか
・ローン等の残債は払いきれるのか
・車がない生活になっても問題がないのか
を考えると自分にとって必要かどうか判断できます。
しっかり検討した上で、自分に合った加入の仕方を見つけていきましょう。
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